夜のハップル恩賜公園もだいぶ寒くなって 星たちも輝きをましてぼくたちの季節はもうすぐ来ます。 みんなで思い切り走ったあと息をすると白い息が地面にかかります、 にらめっこしながらハァ、ハァ、ハァ……と白い息を吐きます。 にらめっこに負けて動くと,追いかけられます。 黒いジョナ君は白い息が広がって、まるでウルトラマンに出てくる怪獣のようです。 でも地面の芝が蒸発して無くなったりして、どうかなる、という訳ではありません。 それからお家へ帰って、オレンジXという体にはいいらしいけど、 鼻が曲がるようなすごい匂いの洗剤で綺麗にしてもらって、ご飯をもらって寝ます。 お父さんがまな板で野菜をトントンやっているあいだだ、ばくは正座した待ちます。 いつものように、お母さんとぼくとお父さんと川の字というのになって寝ます。 お父さんは寝る前にしばらく本を読みます。 そして時々お話をしてくれます。 ばくはそのお礼に見た夢をお話します。 |
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